子どもたちに伝えたい七五三のはじまり

七五三のはじまり
 
お父さん、お母さんは、わが子が健康で幸せになることを心から願っています。 
素直で明るい心をずっと持ち続けて欲しいと願っています。
昔は病院や薬がなかったので、せっかく生まれても幼い時に死んでしまうことがありました。
なので7才になれることはとても有り難く尊い事なので、感謝を込めてお祝いをしました。
七という数字には「柱をたてる」という意味があります。
七才にもなると考え方もしっかりしてきます。
でも、ずるい心が芽生えたり、頑張ることが面倒になることもあります。なにかやりたいことがあっても、できないんじゃないかと不安に思ったり、生まれた時の素直で純粋な心を忘れてしまうことがあります。
ある時、父親が七才になった子どもを連れて、破壊の神さまのスサノオの元に行きました。
「この子は、お蔭様で七才になりました。どうかこの子が、自分が生まれた本当の意味を 思い出し、人の役に立つような強くて優しい子になるように、いらない考え方を壊してください。」そうお願いしました。
スサノオは「そうか、そうか。」と嬉しそうに答えます。
「そなたには、そなたにしか できないことがある。自分にその力があることを信じ、自分らしく楽しみながら生きていきなさい。親孝行をすればきっと幸せになれるぞ」
そう教えてくれました。

それからその子は、お父さんとお母さんの言いつけをよく守り、自分のできることを精一杯やりました。そして 自分のやりたい事をみつけ、とても幸せに暮らしました。人の役にもたち、みんなに喜んでもらいました。
 この噂がひろまり、七才のときに、神社にお参りする人が増えていきました。しっかり生きる決意を神さまに聞いて頂く習慣が後に七五三となりました。
綺麗な着物をきて、神社で待っていて下さる神さまにご挨拶した後、家族や親戚と美味しいものを食べ、ここまで無事に成長できたことを喜び合うことが健康で幸せの秘訣なのです。
 

豊美ガーデン

暮らしを豊かにするためのちょっとしたヒントを日々載せていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000