稲作のはじまり
天と地の恵み〜稲作のはじまり〜
約5,000年前、稲作がはじまりました。
ウカノミタマノカミという神様の遣いである狐が全国にネットワークを持っていて、稲穂の種のエネルギーをくわえ、国中に届けたのです。
お米はたくさんの天と地上のエネルギーを受けて育った稲から生まれます。
なのでお米に限らず農作物は産地によってそれぞれ違ったエネルギーがあるのです。
人々はお米ができることを一年中神に祈り、お米は日本人の生命の原点とされてきました。
お米が天と地のエネルギーを持ち、大昔から大切に育て守られてきたことを知り、食す事でより日本人が日本人らしく生きれるのではないかと思います。
神が与えてくださった稲作は他にも私たちの生活の仕組みを作りました。
山々から流れる清らかな水は稲作のために隅々まで行き届かせ日本の土地をより豊かにしてくれました。
災害があっても、米は貯蓄できるので安心を与えてくれました。そしてお金の代わりにもなっていきました。
田んぼは、家族や親戚、隣近所の協力無くして育てる事は出来ません。田植えや稲刈りの時期は家族が一丸となって力を合わせる豊かさを実体験できる仕組みを作りました。
農作業ができないお婆ちゃんは孫の面倒を見ます。昔話や童謡、ご先祖や神様への感謝など口伝で受け継がれていくのです。
日本はマルコポーロの東方見聞録により、「黄金の国ジパング」と表現されました。
その時代日本は多く金が取れたそうですが、初めて日本に来た外国人はたわわに実る稲穂は黄金の様な輝きを放ち、その美しさに感動したのではないかと私は思います。
古事記に日本を「豊葦原の瑞穂の国」と記述があります。神と人が力を合わせ実り豊かな循環した国となるよう、神々の願いが託されている気がしてなりません。
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