笑う門には福来る

今日の保育で、お正月の遊びをしました。
凧揚げ、こま回し、羽根つき、カルタとり・・
昔の遊びは知ってはいても現代ではあまりやらなくなっているものも多いですね。
でも調べてみると、それらの遊びは家族が健康で幸せに暮らせるような理にかなった願いが沢山込められている事を知りました。

凧揚げ〜願いを凧に乗せ天まで届けるという意味があります。
元旦から、寒さを忘れ天を仰ぐのですから、1年元気にすごせそうですね。
一年の計は元旦にあり!

羽根つき〜クロムジの実でできた羽をつく遊びです。クロムジは「無患子」と書き、「子供が患うこと無し」という意味を持つそうです。お正月に羽根つきをする事で、一年の厄をはね、子供の健やかな成長を願ったのです。打ち損じた人の顔に墨を塗るのは厄除けのおまじないなのだそうです。

こま回し〜真っ直ぐに芯が通っている姿から「お金が回る」という意味もあり縁起が良いとされました。
しっかりとした芯、軸を作り志を立てよう!なんて思いもあるのかな?と思います。

そして今日の保育でやったのは「福笑い」!
出来上がった顔を見ながら皆で笑い合うことで「笑う門には福来る」のことわざ通り、家に福が運ばれて来ると信じられていたのでしょう。

おかめやひょっとこを描いた絵を子ども達に見せると、初めて見たそうです。
「どんな顔に見える?」と聞いたら少し苦笑いしなから、「面白い」「優しそう」と答えてくれました。
おたふくやひょっとこは神楽や狂言などで笑いを誘う場面で登場します。
おたふくは神話・天岩戸に登場する踊りの上手な神・アメノウズメを表しているそうです。

笑って家に幸せを呼び込もうとした昔の人の行いを、見習いたいものです。
「笑う門には福来る」その意味を印象づけるために、おかめの工作をしました。
子どもたちから大人へのプレゼント。
「今年も一年、笑顔で過ごそうね」


豊美ガーデン

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